臨床研修医
・専攻医

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看護部

耳鼻いんこう科

耳鼻いんこう科

午前 識名(初診)
鶴田
処置
中川
野口(初診)
識名
幼児難聴
鶴田(初診)
野口
処置
阪大医師
阪大医師 阪大医師
前川
処置
午後 識名
鶴田
野口
中川
前川
識名
鶴田
野口
処置
補聴器外来
前川
処置

外来診療を、予約のある再診患者様、または、紹介状をお持ちの初診患者様のみとさせていただきます。初診時には「かかりつけ医」に相談の上、紹介状をご持参ください。

診療内容

当科では耳鼻いんこう・頭頸部(甲状腺・副甲状腺含む)領域の手術を主に行い、扁桃周囲膿瘍、急性喉頭蓋炎などの救急疾患、突発性難聴、顔面神経麻痺等に対する入院治療を行っています。当科の手術では、内視鏡下副鼻腔手術(152 件、その他鼻科手術計 400 件)が最も多く、その他、扁桃など咽頭手術 (212 件)、耳下腺・顎下腺・甲状腺などの頸部手術(57 件)、耳疾患に対する鼓室形成術など(48 件)を行っております。鼻副鼻腔疾患については、2016年7月に独Fiagon 社手術用ナビゲーションを国 内初導入し、3泊4日短期入院で全身麻酔下に手術を行っています。また、眼科と連携して慢性涙嚢炎・鼻涙管狭窄症に対する内視鏡下涙嚢鼻腔吻合術(EN-DCR)、ICU 等で人工呼吸器管理中の患者さまの気管切開術や悪性リンパ腫等の診断目的に頸部リンパ節生検術も行っております。

主な疾患

鼻副鼻腔疾患:鼻副鼻腔悪性腫瘍※、好酸球性副鼻腔炎、鼻中隔湾曲症、副鼻腔乳頭腫、アレルギー性鼻 炎、嗅覚障害、眼窩吹き抜け骨折、慢性涙嚢炎・鼻涙管閉塞(狭窄)症、鼻出血

耳疾患:突発性難聴、顔面神経麻痺、慢性中耳炎(鼓膜穿孔)、真珠腫性中耳炎、耳硬化症、先天性耳瘻 孔(耳瘻管)、耳性めまい症(良性発作性頭位眩暈、メニエール病)

咽頭疾患:扁桃肥大、慢性(習慣性)扁桃炎、アデノイド増殖症、閉塞性睡眠時無呼吸、扁桃周囲膿瘍、 上・中・下咽頭癌※

喉頭疾患:喉頭癌※、声帯ポリープ、ポリープ様声帯、声帯麻痺(反回神経麻痺)、急性喉頭蓋炎 頭頸部・甲状腺疾患:耳下腺腫瘍、甲状腺癌、甲状腺良性腫瘍、副甲状腺腺腫、顎下腺腫瘍、唾石症

※一部の甲状腺癌を除く、悪性腫瘍の治療につきましては、大阪大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科に紹介させ ていただきます。

【慢性鼻副鼻腔炎】
近年、好酸球性副鼻腔炎と呼ばれ、喘息や嗅覚障害を伴う難治性の副鼻腔炎が増加しております。内服薬等による保存的な治療で改善しない方には手術治療が必要となります。当科では部長の識名が大阪大学病院勤務時より高度な内視鏡下手術に取り組んでおり、ナビゲーションなど最新の機器を備えて内視鏡下鼻副鼻腔手術をおこなっております。手術は痛みのない全身麻酔で行い、また取り除く際の強い痛みの原因となるガーゼを詰めないなど、患者さんの負担の少ない手術方法にも取り組んでいます。副鼻腔手術直後は出血の可能性が高いことが知られています。そのため当院では患者さんの安全と安心のため、入院期間は通常約7日間としています。ただし、ご希望の方には仕事等への影響が少ないように、4日間の短期入院(木午後・入院、金・手術、日曜午前・退院)も導入しています。

【鼓膜穿孔、慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎】
鼓膜に穴が開いていると、聴こえにくさだけでなく、慢性的に中耳炎を繰り返すことが多くなります。そのため、放置すると内耳に悪影響を与え、手術では改善できない難聴(感音性難聴)が徐々に進行します。慢性穿孔性中耳炎に対する手術では、手術によって鼓膜を再建(再生)させます。真珠腫性中耳炎では、真珠腫とよばれる腫瘤が、耳小骨や内耳(三半規管や蝸牛)、頭蓋底の骨を破壊して進行するため、様々な合併症を引き起こします。現在、手術以外の根本的な治療法はありません。当院では通常用いられる顕微鏡以外に、耳手術用内視鏡を併用して、真珠腫の完全摘出を行います。

【甲状腺・唾液腺・頸部腫瘤】
当科では、CT・MRI等の画像検査や採血検査に加え、超音波(エコー)検査を行いながら、細い針を用いて細胞を採取するエコーガイド下穿刺吸引細胞診検査を行い、正確な診断を行います。細胞診の結果、必要な場合には、リンパ節生検等(日帰り手術もしくは短期入院手術)も行います。唾液腺(耳下腺・顎下腺)の良性腫瘍には、ワルチン腫瘍や多形腺腫があり、特に多形腺腫は悪性化のおそれもあるため、手術が勧められます。甲状腺腫瘍や頸部の腫瘤についても細胞診で診断を行った上で、手術を行います。耳下腺手術における顔面神経や、甲状腺手術における反回神経(声帯を動かす神経)の温存のため、術中神経モニタリングを導入して安全・安心な手術につとめています。

【突発性難聴・顔面神経麻痺】
重症の高血圧や糖尿病などの合併症のために一般的なステロイド治療ができないことがあります。軽症であれば内分泌・代謝内科と共同での入院全身管理下のもと、ステロイド治療を行います。またステロイド治療ができない場合にはデフィブラーゼ投与治療を行っています。

【アレルギー性鼻炎】
問診・診察・アレルギー検査の結果をもとに診断を行います。内服・点鼻薬の治療については、かかりつけの耳鼻咽喉科医に紹介し、治療を継続していただきます。投薬治療で症状の改善が乏しい場合は、当科でのアルゴンプラズマレーザーやラジオ波(コブレ―ター)による鼻粘膜焼灼術(日帰り手術)や粘膜下下鼻甲介切除術、後鼻神経切断術(入院手術)を実施します。

【小児難治性中耳炎】
近年治療に抵抗して、長期化したり再発を繰り返したりするお子さんが増えています。抗生物質に頼りきる治療ではなく、生活改善指導から必要に応じては手術(鼓膜切開・鼓膜チューブ留置術・へんとうせん・アデノイド手術)に至るまで、病状に応じた丁寧な対応を心がけています。

【耳性めまい】
外来での赤外線フレンツェルCCDを用いた診察に始まり、聴力検査や各種平衡機能検査(起立性低血圧の検査、ENG検査、重心動揺検査、vHIT検査など)、さらには頭部MRI検査等の所見を総合的に判断して、めまいの責任病巣を検索していきます。

医療機関の先生方へ

当科では、完全紹介制導入しておりますが、地域紹介枠を増枠し、受診までの期間を短縮しておりま す。また、外来での投薬治療や、経過観察が可能な疾患につきましては、逆紹介をすすめております。
甲状腺・副甲状腺については、内分泌・代謝内科と連携し、結節(腫瘍)に対してのエコーガイド細胞診および手術を担当しています。副甲状腺腺腫については、術中迅速 iPTH 測定を併用して確実な手術に努めています。
また、平成29年度から狭帯域光強調観察(NBI)の可能な内視鏡が計3台となり、咽喉頭癌の早期発見に努めております。
幼児難聴外来(中川医師)では、最新の聴性定常反応検査(ASSR)、遊 戯聴力検査、COR 検査の機器を導入し、今年度からは、聴覚リハ担当の専属言語聴覚士(ST)も確保して、産科病棟での新生児聴覚スクリーニングから診断、補聴器作成を含めた療育まで一貫して行える体制 となっております。

施設認定

・日本耳鼻咽喉科学会専門医研修施設

スタッフ

名前 役職 専門・担当 資格・認定・所属学会等 スタッフ画像
識名 崇
(しきな たかし)
部長 耳鼻咽喉科全般
鼻副鼻腔手術
オスラー病
日本耳鼻咽喉科学会 認定耳鼻咽喉科専門医
日本耳鼻咽喉科学会 認定耳鼻咽喉科専門指導医
日本耳鼻咽喉科学会 認定専門医・補聴器相談医
難病指定医
日本耳鼻咽喉科学会
日本鼻科学会
日本耳鼻咽喉科免疫・アレルギー学会
日本アレルギー学会
気道食道科学会
中川 あや
(なかがわ あや)
副部長 めまい
幼児難聴
日本耳鼻咽喉科学会 認定専門医・補聴器相談医
日本耳鼻咽喉科学会 耳鼻咽喉科専門研修指導医
日本宇宙航空環境医学会 認定医
身体障害者福祉法第15条第1項指定医
日本めまい平衡医学会 認定めまい相談医
難病指定医
日本耳鼻咽喉科学会、
耳鼻咽喉科臨床学会、
日本めまい平衡医学会、
日本小児耳鼻咽喉科学会、
日本宇宙航空環境医学会
前川 千絵
(まえかわ ちえ)
副部長 耳鼻咽喉科一般 日本耳鼻咽喉科学会 認定専門医・補聴器適合判定医・補聴器相談医
身体障害者福祉法第15条第1項指定医
難病指定医
日本耳鼻咽喉科学会
日本めまい平衡医学会
日本耳科学会
日本禁煙学会
野口 夏衣
(のぐち なつえ)
主任医員 耳鼻咽喉科一般 日本耳鼻咽喉科学会
鶴田 幸之
(つるた ゆきのり)
医員 耳鼻咽喉科一般 日本耳鼻咽喉科学会
頭頸部外科学会
頭頸部癌学会
日本鼻科学会
緩和ケア研修会 修了

学術業績

原著

著者 題名 雑誌名、巻号
赤澤 仁司、前田 陽平、岡崎 鈴代、 端山 昌樹、武田 和也、津田 武、 識名 崇、猪原 秀典 オスラー病(疑診例を含む)に伴う鼻 出血に対するコブレーションシステム の使用経験 日本鼻科学会会誌 2017;56 巻 2 号:140-146
中谷 彩香、前田 陽平、端山 昌樹、
識名 崇、小幡 翔、武田 和也、 津田 武、猪原 秀典
アレルギー性真菌性鼻副鼻腔炎 8 症例の臨床的検討および本邦症例 の解析 日本耳鼻咽喉科学会会報 2017;120 巻 12 号:1457-1466

著書・総説

著者 題名 雑誌名、巻号
識名 崇 【手術に必要な画像診断-鼻編】 内視鏡下鼻内副鼻腔手術 上顎洞手 術 JOHNS
2017;33 巻 7 号:837-842
中川 あや 第5節 前庭のメカニズムと応用 口・鼻・耳の感覚メカニズムと応用技術 S&T出版
2018:60-72

学会発表

発表者 演題名 学会名、会場、日時
前田 陽平、識名 崇、端山 昌樹、 津田 武、武田 和也、猪原 秀典 SEMA4A の好酸球性副鼻腔炎病態 への寄与 第 35 回日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会 旭川グランドホテル
2017/4/13-15
武田 和也、識名 崇、端山 昌樹、 前田 陽平、津田 武、猪原 秀典 次世代シークエンサーを用いた好酸 球性副鼻腔炎の鼻茸中 B 細胞レパ トアの網羅的解析 第 35 回日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会 旭川グランドホテル
2017/4/13-15
中川 あや、前川 千絵、金津 希美、 赤澤 仁司、識名 崇、篠原 京子、 小林 優子、津田 武、川本 将浩 心因性難聴と発達障害 早期介入の 結果 第 118 回日本耳鼻咽喉科学会 広島国際会議場
2017/5/17-20
識名 崇、赤澤 仁司、前川 千絵、 中川 あや 当科に国内初導入となった独フィア ゴン社鼻副鼻腔ナビゲーションシス テムの使用経験 第 341 回日本耳鼻咽喉科学会大阪地方連合会 大阪大学中之島センター
2017/6/3
武田 和也、識名 崇、端山 昌樹、 前田 陽平、津田 武、岡崎 鈴代、 猪原 秀典 好酸球性副鼻腔炎の鼻茸局所 IgE 産生細胞の分化過程の検討 鼻茸 中 B 細胞受容体レパトア解析 第 66 回日本アレルギー学会 東京国際フォーラム
2016/6/16-18
赤澤 仁司、前川 千絵、中川 あや、 識名 崇 基準嗅力検査の認知域値に対する におい語表の影響 第 342 回日本耳鼻咽喉科学会大阪地方連合会 大阪大学中之島センター
2017/9/2
赤澤 仁司、端山 昌樹、前田 陽平、 識名 崇 基準嗅力検査の認知域値に対する におい語表の影響 第 56 回日本鼻科学会 甲府富士屋ホテル
2017/9/28-30
端山 昌樹、前田 陽平、識名 崇、
西池 季隆、増村 千佐子、武田 和 也、
津田 武、岡崎 鈴代、猪原 秀典
鼻副鼻腔乳頭腫の診断および治療 に関する後向き検討 第 56 回日本鼻科学会 甲府富士屋ホテル
2017/9/28-30
赤澤 仁司、中川 あや、前川 千絵、 金津 希美、識名 崇、津田 武 当科で行っている顕微鏡下 2 surgeon 4 hands 扁摘の術後成績 第 343 回日本耳鼻咽喉科学会大阪地方連合会 大阪大学中之島センター
2017/12/2
前川 千絵、中川 あや、赤澤 仁司、 識名 崇 下顎歯が原因であった口腔底膿瘍 の2例 第 343 回日本耳鼻咽喉科学会大阪地方連合会 大阪大学中之島センター
2017/12/2
大崎 康宏、太田 有美、今井 貴夫、 佐藤 崇、花田 有紀子、今井 隆介、 大畠 和也、大矢 良平、猪原 秀典、 川島 貴之、森鼻 哲生、中川 あや、 岡崎 鈴代、増村 千佐子、岩本 依子 当院幼児難聴外来における先天性 サイトメガロウイルス感染症児の聴力 推移の検討 第 343 回日本耳鼻咽喉科学会大阪地方連合会 大阪大学中之島センター
2017/12/2
武田 和也、識名 崇、端山 昌樹、 前田 陽平、津田 武、猪原 秀典 好酸球性副鼻腔炎における鼻茸局 所 IgE 産生を中心とした獲得免疫 応答について―鼻副鼻腔常在菌に 対する慢性 Th2 炎症― 第 36 回日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会 海峡メッセ下関
2018/2/22-24
前田 陽平、津田 武、端山 昌樹、 武田 和也、識名 崇、猪原 秀 SEMA4A の上皮に対する作用およ び受容体の検討 第 36 回日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会 海峡メッセ下関
2018/2/22-24
奥野 未佳、端山 昌樹、前田 陽平、 川島 佳代子、識名 崇、武田 和也、 津田 武、猪原 秀典 スギ舌下免疫療法による治療効果と 抗体価の推移 第 36 回日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会 海峡メッセ下関
2018/2/22-24
中谷 彩香、前田 陽平、端 山昌樹、 識名 崇、小幡 翔、武田 和也、 津田 武、猪原 秀典 アレルギー性真菌性鼻副鼻腔炎 8 症例の臨床的検討および本邦症例 の解析 第 36 回日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会 海峡メッセ下関
2018/2/22-24
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