赤ちゃんに薬を飲ませるのは大変ですね。ミルクに混ぜてあたえると簡単ですが、これには問題があります。薬を入れたミルクはいつもとちょっと違う味です。その時は飲んでくれたとしても、次からは警戒してのまなくなることがありますし、薬の入っていない、以前は大好きだったミルクまでのまなくなることがあります。
「ミルク嫌い」にしないためにもミルクに混ぜることはおすすめできません。
赤ちゃんに薬をのませるには
(1)水薬:1回分をスプ-ンに入れ、口の中に流し込みます。
(2)粉薬:きれいに洗った手のひらに1回分の粉をおき、少量の水・白湯などで練ってだんご状にします。それを指につけ赤ちゃんの頬の内側や上あごにぬりつけます。 ※いずれの場合も、口直しにミルクや好む飲物を与えます。
小さい子供の場合、赤ちゃん同様(Q24参照)練って頬の内側や上あごにぬりつける方法がいちばんよいと思います。
粉薬の中にはドライシロップといって甘い味のついているものもあります。1回分を少量の水で溶かすとジュ-スのような味がして子供も好んでのむことがあります。
その他、次のような方法もあります。
(1)砂糖・粉末クリ-ムなどを加えると、粉のままでものみやすなります。
(2)甘いものに混ぜます。
シロップ、水飴、ハチミツ(1才未満のお子さんには与えないこと)、ジャムなどに薬を混ぜてのませて下さい。
(3)冷たいものに混ぜます。
味覚を鈍くするため、シャ-ベット、ヨ-グルト、ゼリ-などの冷たいものに混ぜてのませて下さい。(下痢の時は控えて下さい)
※ただし、これらの場合、混ぜた状態での保存は避けて下さい。
小さなお子さんに目薬をさすのは、大変なことです。増して嫌がるお子さんの場合はなお大変。次のように目薬をさして下さい。
(1)お子さんが泣いている最中は、点眼を避けて下さい。目薬が涙で流されてしまいます。
(2)通常、お子さんの下まぶたを下げ、目薬を1~2滴ずつ(点眼滴数は医師・薬剤師の指示に従いましょう)点眼します。
この時目薬の先端が目やまつ毛にふれないように注意しましょう。
(3)嫌がるお子さんの場合は、お子さんの頭をやさしく固定して下さい。
(4)どうしても点眼中に目をあけることができないお子さんの場合、目頭の部分に目薬を滴下します。そのままの姿勢で目をパチパチさせると自然に目薬が入っていきます。
(5)お子さんが誤ってのまないよう保管場所には充分注意して下さい。
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