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医科専攻医(後期研修医)

研修プログラム

各科研修プログラム

内科専攻医研修プログラム

研修プログラムの概要

大阪府北摂地区医療圏の中心的な急性期病院である市立池田病院を基幹施設として,大阪府北摂地区医療圏・近隣医療圏にある連携施設とともに大阪府全域(池田市)を支える内科専門医の育成を行うことを目標としています。主担当医として担当の指導医とともに、入院から退院まで、診断・治療を行う中で一人一人の患者の全身状態や社会的背景・療養環境調整をも包括する標準的かつ全人的な内科的医療の実践に必要な知識と技能とを修得可能なプログラムです。

1.並行研修が可能です

市立池田病院2年間+連携施設1年間を豊富な臨床経験を持つ指導医の指導の下、内科専門医制度研修カリキュラム(研修手帳)に定められた内科領域全般にわたる研修を行いつつ、希望のサブスペシャルティ専門研修を並行して行うことが可能です。なお、後期研修開始時点で専門分野が未定の方の場合にも対応します。

2.主な内科系診療科の全てが研修可能です

当院の消化器、循環器、内分泌・代謝、腎臓、呼吸器、血液、神経、総合内科の8つの診療科を2~2.5ヶ月間でローテーションします。いずれの期間にも希望サブスペシャルティ専門研修を継続することが可能です。

<専攻医1年目のローテーションのイメージ図>

*総合内科症例は主に救急総合診療部からの入院を受け持つことで経験します。

3.「研修手帳(疾患群項目表)」に定める症例を、ほとんど経験できます

日本内科学会の専門医制度では、全70 疾患群・200症例以上(最低56疾患群・160 症例以上)を経験することが必須となっています。当院での専門研修プログラム3年間(市立池田病院2年間+連携施設1年間)で、主担当医としての経験症例を十分登録することが可能なだけの、豊富な症例を有しています。

4.段階的に専門家への道に進んでいます

専攻医1年目は内科医としての基盤を充実させ、専攻医2・3年目と自分の専門分野に特化するように研修を進めていくことができます。総合内科のような診療科横断的な分野の専門性もすすめていくことができます。

専門分野別コースの内容
【1.消化器内科コース】

◆診療科名 消化器内科

◆研修責任者 福田 和人(主任部長)

◆スタッフ

篠村恭久(総長・胃腸膵) 日本消化器病学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、日本消化管学会専門医・指導医、日本カプセル内視鏡学会指導医、日本内科学会認定内科医
今井康陽(病院長・肝臓) 内科認定医、日本肝臓専門医・指導医、日本消化器病学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医、日本超音波医学会指導医
福田和人(主任部長・肝臓) 日本内科学会認定総合内科専門医、日本肝臓学会専門医・指導医、日本消化器病学会専門医・指導医、がん治療認定医・暫定教育医、産業医、日本臨床腫瘍学会暫定指導医
井倉技(部長・肝臓) 日本内科学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本肝臓学会専門医、産業医、THP指導者
中原征則(部長・胃腸膵) 日本内科学会認定内科医、日本消化器病学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、がん治療認定医・暫定教育医
澤井良之(副部長・肝臓) 日本内科学会認定医、日本消化器内視鏡学会専門医
松本康史(副部長・胃腸膵) 日本内科学会認定内科医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医
小来田幸世(副部長・肝臓) 日本内科学会認定内科医、日本消化器病学会専門医、日本肝臓学会専門医、がん治療認定医
山口 典高(主任医員) 日本内科学会認定内科医、日本消化器病学会専門医
増田与也(医員) 日本内科学会認定内科医
相坂龍哉(専攻医)
上村 駿太(専攻医)
高 智恵(専攻医)
酒井 優希(専攻医)
大工 和馬(専攻医)

◆施設認定
日本消化器病学会認定施設
日本肝臓学会認定施設
日本消化器内視鏡学会認定施設
日本超音波医学会認定施設

◆診療・業務概要
対象疾患
消化器癌:肝細胞癌、胃癌、大腸癌、食道癌、膵臓癌、胆管癌、GISTなど
肝疾患:急性肝炎、ウイルス性肝炎(B型、C型)、肝硬変、脂肪肝・NASH、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、薬剤性肝障害
消化管疾患:消化管出血(潰瘍、食道・胃静脈瘤他)、ポリープ、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)、機能性胃腸症
胆・膵疾患:胆石、胆管炎、急性膵炎、慢性膵炎、自己免疫性膵炎

◆研修内容・到達目標
初期2年:内科研修6カ月のうち、1.5か月をローテートする。消化器疾患全般にわたり、診察、検査、治療などにつき指導する。癌化学療法や緩和治療についても可能な限り経験してもらう。希望者に対しては、腹部超音波・内視鏡のトレーニングも行う。
後期3年:消化器疾患を広く経験するとともに、内視鏡、腹部超音波ルーチン検査の手技修得を目指す。その上で、内視鏡的止血、EMR/ESD、ERCP/ERBD、EIS/EVL、肝細胞癌のラジオ波治療などの治療に参加する。研修終了時点で、救急疾患も含めて消化器疾患全般の初期診断・治療が独立して行えるように指導する。
初期・後期を通して、平均年1回以上は学会、研究会での発表を指導する。興味あるテーマについては論文作成まで指導する。

◆取得できる認定医・専門医
 当科は日本消化器病学会、肝臓学会、消化器内視鏡学会、超音波医学会の認定施設であり、当科の研修を経て各認定医・専門医の取得が可能である。

◆週間スケジュール




【2.循環器コース】

診療科名 循環器内科

◆研修責任者 永井 邦彦(主任部長)

◆スタッフ

永井 邦彦(主任部長) 日本循環器学会専門医
日本内科学会総合内科専門医
日本内科学会認定内科医
日本心血管インターベンション治療学会認定医
北川 元昭(部長) 日本内科学会認定内科医
日本循環器学会専門医
二宮 智紀(副部長) 日本内科学会
日本循環器学会
日本不整脈学会
山戸 昌樹(副部長) 日本循環器学会専門医
日本内科学会総合内科専門医
日本内科学会認定内科医
古川 哲生(医員) 日本内科学会認定内科医
日本循環器学会
日本心臓病学会
日本超音波学会
日本心エコー図学会

◆施設認定  循環器学会認定循環器専門医研修施設

◆研修プログラムの概要 
緊急カテーテル治療や手術を必要とする循環器疾患は、原則として3次病院へ紹介し、待機的処置が可能な疾患を中心とした診療を行っている。
平成27年度は43例の急性心筋梗塞患者さんに緊急カテーテル治療を施行することができた。
外来診療は、地域医療連携室を介した紹介患者さんと、院内紹介患者さんを中心に診療した。地域支援病院として、紹介された患者さんは原則的に逆紹介するよう努力している。
心臓CTの導入をきっかけに、地域医療関係者の関心が高まっている。冠動脈CTと心筋シンチによる虚血の評価を効果的に組み合わせ、冠動脈疾患診療の充実を図っている。
また、冠動脈バイパス術・弁膜症・大動脈瘤など手術適応患者さんについては、緊急あるいは待機症例を問わず、大阪大学心臓血管外科や国立循環器病研究センターなどと緊密な連携をとっている。

◆研修内容・到達目標
循環器科の存在は、高度医療・救急医療を提供する地域基幹病院として必須である。診療の教育の充実には、3名以上の常勤スタッフ医師と、循環器内科志望の専攻医の両輪が必要である。心臓カテーテル室(Flat Panel対応)、核医学検査室(SPECT:心筋シンチ、肺血流シンチ)、放射線部門(心臓CT、MRI)、生理検査室(心エコー、血管エコー、トレッドミル、ホルター心電図)などハード面では充実している。また優秀な生理検査技師・放射線科技師もそろっており、循環器医師の働く環境としては申し分ないと思っている。若い医師に循環器診療の魅力を伝えるべく、教育に力を注いでいく必要がある。
そのために原則として毎日ベッドサイド回診を行い、病歴・身体診察所見を重視した教育を目指している。また各種画像カンファレンスも症例ごとにおこない、対等な立場からディスカッションを行うべく指導医もともに研鑽する必要がある。




【3.内分泌・代謝コース】

◆診療科名 内分泌・代謝内科

◆研修責任者 津川 真美子(主任部長)

◆スタッフ

津川 真美子(主任部長) 日本内科学会総合内科専門医
日本糖尿病学会研修指導医・専門医
日本内分泌学会内分泌代謝科評議員・指導医・専門医
大阪大学臨床教授
岡田 拓也(副部長) 日本内科学会認定内科医
日本糖尿病学会 専門医
平田 歩(副部長) 日本内科学会内科認定医
日本糖尿病学会研修指導医・専門医
日本内分泌学会専門医
日本肥満学会専門医
日本循環器学会専門医
日本動脈硬化学会認定動脈硬化専門医
川田 恵美(専攻医)
仁木 暁子(専攻医)
満塩 研人(専攻医)

◆施設認定
 日本糖尿病学会認定教育施設
 日本内分泌学会認定教育施設

◆研修プログラムの内容
専門医チームの医師1~2名ずつが、月~金の毎日、糖尿病・内分泌専門外来診療に従事している。また地域医師会よりの予定紹介、救急外来を通しての救急入院に対応している。
対象疾患としては糖尿病・メタボリックシンドローム(内臓脂肪蓄積・脂質異常症・高尿酸血症)等の代謝疾患全般、及び甲状腺疾患・下垂体副腎疾患等の内分泌疾患である。
甲状腺疾患については外科・甲状腺センターとも連携して病態の精査・加療を行っている。

◆研修内容・到達目標
内分泌代謝内科と腎臓内科との両分野において非常に重要な疾患となっている糖尿病 後期1年目;<病棟>においては内科認定医資格取得を目指し、内科各科の症例を受け持ち各分野専門医の指導を受けます。同時に内分泌・代謝疾患の症例実習を開始します。糖尿病合併症治療として重要な腎疾患症例を腎臓内科専門医の指導のもと担当します。腎症について発病初期から合併症の進行した末期透析期までの全病期のマネジメントを学ぶことも出来ます。
<外来>については専門外来診療を専門指導のもと1/週担当します。
<検査>甲状腺エコー・トレッドミル検査等実習出来ます。
<学会・研究会>症例検討発表を学会・研究会で専門医指導のもと経験します。
  
後期2~3年目;<病棟>内科一般症例の受け持ちと共に、より高度な内分泌・代謝疾患症例を指導医のもと自分が主体となり治療していきます。内分泌疾患の診断・負荷試験・治療方針を自身で完結することを目標とします。糖尿病・脂質異常・高尿酸血症等の代謝疾患については治療と共に、看護師・薬剤師・栄養士・理学療法士・歯科衛生士・臨床検査技師とのチーム医療の責任者として専門チーム医療を担うことができることを目標とします。
<外来>担当患者再診診療だけでなく、院内各科より内分泌・代謝内科患者の紹介を受け治療できることを目標とします。
<学会>内分泌学会・糖尿病学会学術総会にての発表を自主的にまとめ、指導医のもと発表することを目指します。
  対象疾患としては糖尿病・メタボリックシンドローム(内臓脂肪蓄積・脂質異常症・高尿酸血症)等の代謝疾患全般、及び甲状腺疾患・下垂体副腎疾患等の内分泌疾患である。




【4.腎臓内科コース】

◆診療科名 腎臓内科

◆研修責任者 梶原 信之(主任部長)

◆スタッフ

梶原 信之(主任部長) 日本内科学会総合内科専門医
日本腎臓学会指導医
日本透析学会専門医
林 和幸(部長) 日本内科学会総合内科専門医
日本腎臓学会指導医
日本透析学会専門医
日本糖尿病学会専門医

◆施設認定 日本腎臓学会研修施設
      日本高血圧学会専門医認定施設

◆研修プログラムの概要 
池田市だけでなく、近隣の川西市,宝塚市,箕面市を含めた地域において、他診療科とも協力しつつ腎疾患診療の総合センターとして機能することを目標としている。
IgA腎症治療としての扁桃腺摘出術とステロイドパルス療法との併用が、その有効性について未だ十分なエビデンスの蓄積は無いが、注目されている。当院でも十分なインフォームド・コンセントの得られた患者さんについては、耳鼻咽喉科に扁桃腺摘出術を行っていただくとともにステロイドパルス療法を行っている。

◆研修内容・到達目標
健康診断で指摘された検尿異常,ネフローゼ症候群,急速進行性腎炎症候群 ,保存期から透析導入期の慢性腎不全,急性腎不全などの診断・治療を行っております。また、院内に人工透析センターがあり、血液透析を始めとする各種血液浄化法を経験できます。
日本腎臓学会研修施設の認定も受けており、医師臨床研修のガイドラインでは腎炎や腎不全症例の経験が必修とされており、臨床研修医のサポートも行っている。

腎臓内科スタッフ


【5.呼吸器コース】

◆診療科名 呼吸器内科

◆研修責任者 橋本 重樹(主任部長)

◆スタッフ

橋本 重樹(主任部長) 日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器学会専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会専門医・指導医
産業医
インフェンクションコントロールドクター
大阪医科大学臨床教育准教授
芥川 茂(部長) 日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器学会専門医
日本呼吸器内視鏡学会専門医
田幡 江利子(副部長) 日本内科学会認定内科医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医
清水 裕平(医員)
久下 朋輝(専攻医)

◆施設認定
日本呼吸器学会認定施設
日本呼吸器内視鏡学会認定施設

◆研修プログラムの概要
診療対象は呼吸器疾患全般。肺炎、肺癌をはじめ、びまん性肺疾患、慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息、気胸、胸膜炎など、急性期呼吸器疾患のプライマリーケア全般に対応している。池田市を中心とした豊能医療圏の急性期呼吸器疾患の中核医療機関として迅速で適切な医療を提供すると共に、呼吸器診療を担う医師の研修、教育に努める

◆研修内容・到達目標など
2008年度から2010年度の呼吸器疾患別の症例数と平均在院日数(表1)を示す。

呼吸器疾患全体としてはやや減少傾向にあるが、原発性肺癌は年々増加してきている。
気管支鏡検査は、2015年度114例であった。
呼吸器感染症の代表である肺炎は市中肺炎、院内肺炎、医療・介護関連肺炎など新しいカテゴリーが提唱されてきており、その考え方や対応について指導している。
気管支喘息重積発作やCOPD急性増悪の診療や外来での長期管理についての教育と実践。
気胸や胸水症例に対しては、胸腔ドレナージの導入と管理について習得。
呼吸不全については、挿管下呼吸管理法は当然として、非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)を積極的に導入しており、導入・管理・離脱方法の習得に努めている。
肺癌については、胸部レントゲン・CT・気管支鏡検査による診断学と、化学療法に関する知識と対応について指導している。近年肺癌の化学療法は、遺伝子レベル・組織レベルでがんを分類し、より効果的な治療を探る「個別化治療」の方向へ加速しつつある。その為には、的確な病理組織検体の採取が不可欠となるが、当院では従来の気管支鏡での検体採取に加え、新たに超音波気管支鏡システムを導入し、病理診断率の向上を目指している。
学術活動としては、日本呼吸器学会近畿地方会での定期的な症例報告や総会での研究発表、日本呼吸器内視鏡学会での研究発表など積極的に取り組んでおり、医師として活動して行くのに重要な、プレゼンテーションスキルの習得も可能である。

◆取得できる認定医・専門医
当科は日本呼吸器学会、日本呼吸器内視鏡学会の認定施設であり、当科の研修を経て各認定医の習得も可能である。

◆週間スケジュール(カンファレンス、回診など)

【6.血液コース】

◆診療科名 血液内科

◆研修責任者 森山 康弘(部長)

◆スタッフ

森山 康弘(部長) 日本医師会認定産業医
大阪大学医学部臨床教授
片岡 良久(副部長)
大塚 正恭(副部長)

◆施設認定 日本血液学会認定血液研修施設

◆研修内容・到達目標
リンパ節腫脹、不明熱患者のマネジメントができる(悪性疾患を切り分けることができる)。
・骨髄像を見て白血病の診断ができる。
・標準的化学療法を理解し、注意事項を守ってこれを施行できる。
血液内科は専門性が高いと思われており、それが逆に後期研修において専攻志望者以外にあまりなじみがなくなってしまう原因であろう。しかしながら、リンパ節腫脹や不明熱から悪性リンパ腫を導き出す過程や、貧血のバックグランドを探る過程は日常診療でも常に遭遇するものである。当院では特にリンパ腫の患者さんが多いことから、パスに基づいて定型化した診断過程をまず研修していただく。一方治療は標準化されているため、化学療法を初めて施行する研修者にとって適した機会である。特に他の分野ではあまり経験できない化学療法単独での完全寛解が経験でき、医療者としての喜びを感じることができる。
白血病は年間10数名の新規患者がある。診断は容易であるが国家試験以来、骨髄像は見ていない方が多いと思われること、迅速な治療が必要となることから、診断から治療にいたる過程をマンツーマンで行っていく。治療はやはり標準化されているが、新規の分子標的薬が続々開発されている分野であるので、最新の知見に基づいた治療を行っていく。




【7.神経内科コース】

◆診療科名 神経内科

◆研修責任者 那波 一郎(部長)

◆スタッフ

那波 一郎(部長) 日本内科学会総合内科専門医指導医
日本神経学会専門医指導医
日本認知症学会専門医
日本臨床神経生理学会認定医
齊木 恵子(主任医員) 日本内科学会認定医
日本神経学会専門医
早野 絵梨(専攻医) 日本内科学会認定医

◆研修プログラムの概要
地域基幹病院として、近隣からの紹介患者さんも多く診療している。神経学的診察に加えて、神経放射線学的検査、生理機能検査等も施行し、他部門・他診療科の協力を得ながら総合的に診断し、加療に当たっている。
脳血管障害や髄膜炎などの神経救急の患者さんも多く、救急診療科と連携しながら診断・治療に当たっている。

◆研修内容・到達目標
神経内科は”難解“と考えられがちですが、神経解剖学を踏まえて、適切に神経学的所見をとることにより、体系的に局在診断に至るという謎解きの面白さがあります。診療対象となる疾患は、脳や脊髄、末梢神経系、筋など広範囲に及び、血管障害、神経変性疾患、感染症、自己免疫疾患、遺伝性疾患などさまざまです。また、神経内科で診ていく症状は、意識障害、運動障害(麻痺、筋力低下)、感覚障害(しびれ、感覚脱失)、不随意運動、けいれん、頭痛、めまい、認知症や失語症などの高次脳機能障害など、非常に多様であり、このような症状は他の多くの診療科でも日常的に遭遇する症状です。その意味でも、神経内科的な診察手法や症状の理解、その対応をある程度、習得しておくことは、どの科を専攻する場合でも大切です。
当院では、脳梗塞や脳出血の急性期の診断や急性期治療からリハビリテーションまで、救急診療科と連携して、一連のマネージメントを行っています。神経変性疾患ではパーキンソン病やその類似疾患、筋萎縮性側策硬化症、脊髄小脳変性症などの入院が多く、その診断・治療、生活指導やリハビリテーションを行っています。ギラン・バレー症候群、髄膜炎、脊髄炎、てんかんなど、その他にも様々な疾患の入院もあります。
初期および後期研修医には、神経内科スタッフとともに入院治療に当たり、神経学的診察や診断、治療、リハビリテーションについて勉強していただきます。その中で、腰椎穿刺の技法の習得、画像(CT、MRI、MRA、SPECT)や頸動脈エコーの読影、電気生理学的検査(脳波、神経伝導検査)による診断などを学んでいただきます。後期研修医の場合、どの科で研修をしていても、神経内科的な症状に遭遇することは多く、そうした場合に必要な検査をしながら原因や治療方針を考えていく力を習得してもらうように指導していきます。

◆到達目標
・神経内科的な診察手法を習得し、CTやMRI/MRAなどの画像を読影する。
・多様な神経症状について理解を深め、適切な対応ができる。
・脳血管障害、パーキンソン病、痙攣、髄膜炎、末梢神経障害などの遭遇することの多い疾患を診察し、治療法を習得する。
・リハビリテーションに対する理解を深める。




消化器外科専攻医プログラム

◆診療科名 消化器外科
◆研修責任者 柴田 邦隆
◆スタッフ

柴田 邦隆(副院長) 日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医 日本がん治療認定医機構 暫定教育医
太田 博文(主任部長) 日本外科学会指導医・専門医、日本消化器外科学会専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医 日本大腸肛門病学会 専門医・指導医 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
赤丸 祐介(部長) 日本外科学会指導医・専門医、日本消化器外科学会専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医 日本消化器病学会 専門医 日本内視鏡外科学会 技術認定医(胃) 日本食道学会 認定医 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
森本 修邦(部長) 日本外科学会指導医・専門医、日本消化器外科学会専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医 日本肝臓学会 専門医 日本肝胆膵外科学会 肝胆膵外科高度技能指導医 日本消化器病学会専門医
酒田 和也(副部長) 日本外科学会専門医、日本消化器外科学会 専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医
瀧内 大輔(副部長) 日本外科学会専門医、日本消化器外科学会認定医 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
和田 範子(主任医員) 日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医

◆施設認定
 •日本外科学会専門医修練施設
 •日本消化器外科学会専門医修練施設
 •日本大腸肛門病学会専門医修練施設

◆研修プログラムの内容
 市立池田病院の消化器外科は北摂2次医療圏の外科中核病院として、がん診療を中心に診療していますが、胆石症、ヘルニアなどの良性疾患に対しても専門外来を設け、積極的に対応しています。平成28年の消化器外科の手術件数は740例、全身麻酔症例が590例であり、うち腹腔鏡手術は316例になされています。悪性腫瘍の手術については、胃癌67例、結腸癌68例、直腸癌23例、原発性肝癌25例、転移性肝癌9例、膵癌10例、胆道癌7例でした。良性疾患ではラパ胆128例、ヘルニア167例でした。救急部門においては、平成28年は緊急・臨時手術の総数は311件ありました。

◆研修内容・到達目標 消化器外科専攻医プログラム
 後期研修の3年間では担当医となって、スタッフの先生方が主治医として指導する形で、消化器外科疾患(上部・下部・肝胆膵疾患)を十分に経験してもらいます。がんの手術はもちろん、胆石、ヘルニア、急性虫垂炎など救急疾患についても術者になって経験してもらいたいと考えています。また画像診断やIVR,内視鏡検査など技術の習得、がんの化学療法、緩和医療も習得してもらいます。年に1回以上は学会・研究会での発表をし、3年間のうち1回は論文作成をしてもらいたいと考えています。

◆取得できる認定医・専門医・(取得の目安)
 3年間の消化器外科の臨床研修を終了したときには、日本外科学会専門医の受験資格が得られるようプログラムを組みます。平成30年度からの新しい専門医制度に対応するため、市立池田病院は大阪大学外科専門研修プログラムの連携施設になります。後期研修3年間のうち、一定期間(6か月から1年間)は大阪大学付属病院で研修し、池田病院で経験できない心臓血管外科症例などを経験してもらうことになります。

◆週間スケジュール

 
 8:15- 8:30 抄読会、勉強会   
 8:30- 9:00 朝カンファレンス
 9:00-12:00 病棟業務
 9:30-10:00 ICT創回診    
 8:45-12:00 外来業務    
 9:00-17:00 手術業務 
 8:30- 8:45 病理切りだし    
15:00-15:30 病理合同カンファレンス    
15:30-16:00 多職種合同病棟カンファレンス    
16:00-17:00 総回診    
17:00-18:00 術前検討会    
18:00-19:00 内科・外科・放射線科合同カンファ    




泌尿器科専攻医プログラム

◆診療科名 泌尿器科

◆研修責任者 原 恒男(主任部長)

◆スタッフ

原 恒男(主任部長) 日本泌尿器科学会指導医
日本泌尿器科学会専門医
日本がん治療認定医
泌尿器腹腔鏡技術認定医
井上 均(部長) 日本泌尿器科学会指導医
日本泌尿器科学会専門医
日本がん治療認定医
芝 政宏(副部長) 日本泌尿器科学会専門医
日本泌尿器科学会指導医
日本泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本内視鏡外科学会認定医
DaVinciワークシステム認定医
大島 純平(医員) 日本泌尿器科学会
今中 岳洋(専攻医) 日本泌尿器科学会

◆施設認定
日本泌尿器科学会専門教育施設
日本腎臓学会認定専門医教育施設

◆研修プログラム概要
当科では尿路・性器の腫瘍、尿路結石症、小児の先天性疾患まで泌尿器科領域のほ 
とんどの疾患を幅広く扱っています。たとえば尿路結石症に対する体外衝撃波結石破
砕療法(ESWL)や内視鏡的結石破砕手術、尿路結石症の原因疾患のひとつである原発
性上皮小体機能亢進症に対しての上皮小体腫瘍摘出術なども豊富な症例数がありま
す。また前 立腺癌の症例数は大阪府下でも有数であり、治療としての手術、放射線
療法、内分泌療法なども多数の症例があります。また、近年増加している腎・副腎な
どに対する体腔鏡下手術も積極的に行っています。
一般診療業務としての外来診療は月曜日から金曜日まで2~3診体制で行っており、
入院診療に関しては、泌尿器科ベッド数は現在28で、月曜日から金曜日までのほぼ 
毎日手術を行っております。入院患者に関する症例カンファレンスは毎朝、レントゲ
ン読影カンファレンスおよび病理カンファレンスは週1回のペースで行っています。

◆研修内容・到達目標 
後期研修に関しては、当院泌尿器科は大阪大学泌尿器科の関連教育施設のひとつで
あることから、泌尿器科専門医取得を目標とした大阪大学泌尿器科の後期研修プログ
ラムに沿った研修を受けることになります。(詳細は大阪大学泌尿器科の後期研修の
ページをご参考にしてください。)




産婦人科専攻医研修プログラム

◆診療科名 産婦人科

◆研修責任者 竹原 幹雄(主任部長)

◆スタッフ

竹原 幹雄(主任部長) 日本産科婦人科学会専門医
日本臨床細胞学会専門医
母体保護法指定医
川口 浩史(主任医員) 日本産科婦人科学会専門医
がん治療認定医
新生児蘇生法「専門」コース修了
森田 奈津子(医員) 日本産科婦人科学会
周産期新生児学会
日本婦人科腫瘍学会
日本産科婦人科内視鏡学会
新生児蘇生法「専門」コース修了
岩橋 晶子(専攻医) 日本産科婦人科学会
臨床細胞学会
新生児蘇生法「専門」コース修了

◆施設認定 日本産科婦人科学会専門医制度卒後研修指導施設
      日本周産期・新生児医学会周産期専門医制度周産期母体・胎児専門医暫定研修施設

◆研修プログラムの概要
当院産婦人科は地域の中核病院として、エビデンスに基づいた一般診療を実践しております。後期研修の3年間で一般外来診療、分娩介助、産科婦人科の基本的な手術手技を研修します。
患者様の病状に即した治療法を十分な説明と同意のもとに安全に提供できる医師としての資質を身につけることを目的とします。

◆研修内容・到達目標など
研修の一年目は、産科では正常妊娠・分娩の管理、帝王切開術、流産手術を研修します。婦人科では一般外来診療、婦人科腫瘍の診断・治療方針決定のプロセスを研修します。二年目以降は、産科では合併症妊娠管理を研修します,婦人科では子宮筋腫や卵巣嚢腫等の良性腫瘍の開腹および腹腔鏡下手術を研修し、悪性疾患については化学療法、放射線療法の管理について研修します。

◆取得できる認定医・専門医
当科は日本産科婦人科学会専攻医指導施設であり、当科の研修を経て産婦人科専門医の習得が可能です。

◆週間スケジュール(カンファレンス、回診など)




整形外科専攻医研修プログラム

◆診療科名 整形外科

◆研修責任者 大河内 敏行(主任部長)

◆スタッフ

大河内 敏行(主任部長) 日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定リウマチ医・リハビリ医
脊椎脊髄病医
日本リハビリテーション医学会認定臨床医
若林 元(部長) 日本整形外科学会専門医
蔡 栄美(副部長) 日本整形外科学会専門医、
日本手外科学会専門医
義肢装具判定医
飛松 秀和(医長) 日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
今井 優子(医長) 日本整形外科学会専門医
益原 健太(主任医員) 日本整形外科学会専門医
行岡 太志(専攻医)

◆施設認定 日本整形外科学会専門医制度研修施設
      日本手外科学会基幹研修施設

◆研修プログラムの概要
整形外科では頭部,胸腹部内臓を除く脊椎,四肢 、関節などの運動器疾患を取り扱っています。健康増進やスポーツの普及,高齢化による運動器疾患の罹患率は増加し、整形外科医のニーズは高まる一方です。整形外科の専門分野は主に脊椎外科,関節外科,スポーツ整形,手の外科,リウマチ,小児成長,腫瘍など多枝にわかれています。当科には整形外科専門医が4名おり、また脊椎,リウマチ、手の外科の専門医がいます。整形一般については十分指導できますし、脊椎,リウマチ,関節、手の外科については専門的な指導もできます。

◆研修内容・到達目標
専攻医研修プログラムでは骨折・脱臼などの外傷疾患,脊椎,関節疾患などの症例から一般整形外科の基礎知識,診断,治療手技の習得を目標にしています。具体的には 、1)運動器の解剖・生理の基本的知識の理解、2)整形外科的診察,およびレントゲン,CT,MRIなどの画像診断、3)診断・治療への適切なアプローチ、4)リウマチなどの薬物療法、5)関節注射,ブロックなどの臨床手技、6)骨折・脱臼の発生機序の理解と整復,ギプス固定法などの習得、7)整形外科疾患のリハビリテーションプログラムの理解と作成、8)手術手技などです。整形外科の知識を身に付けるためには手術が最適で特に手術への指導を十分に行いたいと考えています。

◆取得できる認定医・専門医(取得の目安)
2年間の初期研修後4年間の整形外科研修を終了すると整形外科専門医試験の受験資格を得られます。そして専門医取得後各専門分野を研鑽することによりスポーツ医、リウマチ医、脊椎脊髄病医の資格を得ることができます。



乳腺外科専攻医研修プログラム

◆診療科名 乳腺外科

◆研修責任者 安座間 隆(部長)

◆スタッフ

北田 昌之(病院顧問) 日本外科学会専門医、指導医
日本乳癌学会専門医
マンモグラフィ読影認定医
日本消化器外科学会認定医
日本消化器病学会専門医
安座間 隆(部長) 日本外科学会専門医
日本乳癌学会専門医、マンモグラフィ読影認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本静脈経腸栄養学会認定医

◆施設認定
日本外科学会専門医修練施設
日本乳癌学会認定施設

◆研修プログラムの概要
23年度の乳腺疾患は、新規乳癌症例は73例であった。
新規乳癌手術は59例に施行し、男性1例、女性58例であり、このうち両側乳癌は1例であった。温存手術は46例、乳房全摘術が14例に施行され、温存率は76%であった。病理組織診断は浸潤癌49例(乳管癌42例、小葉癌4例、粘液癌3例、管状癌2例、髄様癌1例)で、非浸潤性乳管癌は11例(うち3例は微小浸潤を含む)であった。
最近の傾向として腫瘍径の大きな乳癌や腋窩リンパ節転移を認める症例は術前化学療法を行う方針とし23年度は8例に行われ、さらにホルモン感受性乳癌に対して術前ホルモン療法も1例施行し、後日手術予定とした。
遠隔転移や高齢で合併症のある症例に対して手術を施行せず、コアニードル生検にてホルモン感受性を確認し、5例に対してホルモン剤を投与し外来フォローを行った。
ステレオガイド下マンモトーム生検は月4例の枠で、23年度は28例に施行した結果、9例(32%)に乳癌 (3例に浸潤癌、6例に非浸潤性乳管癌)を認め、後日手術施行予定となった。微小石灰化病変に対する大変有効な検査と考えられた。
乳癌は術後補助療法及び再発に対する治療としても化学療法は重要な治療であり、アンスラサイクリンやタキサン系の薬剤、さらにハーセプチンなどの薬剤が入院及び外来化学療法室で投与され、看護師や薬剤師のスタッフとともに安全な運用ができるように取り組んだ。
手術に関しては追加すると、乳癌の局所、腋窩リンパ節再発は手術が有効な治療法であり7例に施行され、その他線維腺腫などの乳腺良性腫瘍に対しても8例の手術を施行した。
甲状腺手術は、35例、うち甲状腺癌手術が22例(3例の再発を含む)、良性腺腫手術が13例であった。2年前から使用し始め、その後保険点数にも収載された超音波メス(harmonicFOCUS)は、甲状腺手術の操作に改革をもたらし、手術時間の短縮や、術後出血の防止に大いに貢献している。術前のAQ netシュミレーションとともに、頚部手術に欠くことのできないデバイスとなっている。

◆研修内容・到達目標
当院は日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医、日本乳癌学会専門医などの修練施設ですので、取得可です。専門外来(乳腺外来、腹腔鏡外来)で体系的に外来診療や診断手技を学べます。また、幅広い疾患の化学療法を、外来化学療法室で行っています。



家庭医療専攻医研修プログラム

※日本プライマリ・ケア連合学会認定後期研修プログラムです。

医療の進歩に伴う専門分野の発達があるからこそ、また複数の健康問題を持つことが多い高齢者が増えていること、さらには医療資源の効率的な利用が必要となっていることなどから、総合的な診療能力を持つ医師の育成が求められています。市立池田病院は今後も救急診療を含む専門的な医療に対応しうる急性期病院として使命を果たしてゆく方針ですが、医師を育てる「研修病院」として、また今後の病診連携発展のために、「市立池田病院家庭医療後期研修プログラム」を立ち上げました。このプログラムは日本プライマリ・ケア連合学会の認定(平成20年度認定)を受けており、将来発足するであろう「総合医」「総合診療医」あるいは「家庭医」制度の受験資格につながるものと考えています。

家庭医療後期研修の中核となる内科研修は、卒後1~2年目の臨床研修と同様に「内科*」「消化器内科」「循環器内科」「神経内科」の内科系4科を平行して1年間行います。当院は日本内科学会教育施設なので後期研修中の1年間に内科系4科を回ることで、「認定内科医」の受験資格を得ることもできます。
*内科には院内標榜科として、総合内科,内分泌・代謝内科,呼吸器内科,腎臓内科,血液内科があります。

家庭医療後期研修の特徴とも言える半年以上の診療所研修は、それぞれ特色のある診療所に協力施設になっていただいています。日本プライマリ・ケア連合学会理事の雨森正記先生が院長である滋賀県蒲生郡竜王町の「弓削メディカルクリニック」,大阪府豊能郡豊能町にあり在宅医療に力を入れている「まわたり内科」の2診療所でこれまで診療所研修の実績がありますが、さらに診療所研修施設を増やして選択肢を広げる予定です。

救急総合診療部3ヶ月と小児科3ヶ月が必修で、残る1年間が選択期間です。卒後1~2年目の臨床研修と同様に、当院のすべての診療科を選択することができます。

研修プログラムの運用は、プログラム責任者である牧一郎 副院長(小児科),指導医である梶原信之 内科(腎臓内科)主任部長が中心でしたが、平成24年4月からは上岡孝人主任医員と北村宅矢医員とが中心に総合内科の病棟業務を始めており、家庭医療後期研修の指導でも大きな役割を果たす予定です。後期研修医本人の希望を尊重しつつ、各診療科の指導医と連携をとって研修を進めてゆくことができるようにします。平成23年3月現在、後期研修3年目2年目1年目にそれぞれ1名の家庭医療後期研修医が在籍しています。

臨床研修修了直後の方ばかりでなく、いずれかの診療科での後期研修をすでに経験された方の応募も歓迎いたします。「市立池田病院家庭医療後期研修プログラム」への応募をお待ちしております。(梶原 信之 2013/4/1)

診療所紹介
西土佐診療所(へき地医療) 西土佐診療所(へき地医療)

弓削クリニック(滋賀県蒲生郡竜王町)

まわたり内科(在宅医療) まわたり内科(在宅医療)

まわたり内科(大阪府豊能郡新光風台)


さいごに
臨床研修部長からひとこと

 臨床研修医は、医師としてのストレスに加えて、新米社会人として、未熟な医師としてなど、ストレスを感じながら診療していると思います。そのストレスを乗り越えていくためのポイントは「コミュニケーション」だと思います。
 そもそも医業は患者とのコミュニケーションが基本です。問診を聞く中で相手との信頼関係を築き、リスクのある検査や治療の説明を行い、同意をいただき実行する。もちろん医療安全には配慮せねばならない。コミュニケーションは、患者間のみならず、指導医、同輩、チーム医療のメンバー、すべての医療従事者との関係をより良く保つための必須のアイテムと思いますので、心掛けるようにしてみてください。

 孔子の教えの中に「聞いたことは忘れる。見たことは覚える。やったことはわかる」という教えがあるそうです。これを受けたアメリカの研究者が報告しました。

  1. 聞いたことは、10%程度記憶に残る。
  2. 見たことは、15%程度記憶に残る。
  3. 聞いて見たことは、20%程度記憶に残る。
  4. 話し合ったことは、40%程度記憶に残る。
  5. 体験したことは、80%程度記憶に残る。
  6. 人に教えたことは、90%程度記憶に残る。

 臨床研修医が、いきなり人に教えることなんてできません。ただ、立派な指導医も最初から立派であったはずがなく、多くの経験をしながら学習していかれたことと思います。当院で、聞いて・見て・話し合って・体験して・教え合ってみませんか。臨床研修時期に学んだことは、後に専門医となり専門以外の分野が手薄になったときに必ずや役に立ちます。

臨床研修部長(兼 呼吸器内科部長)芥川 茂