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診療のご案内

救急総合診療部(総合内科)

救急外来

総合内科

救急総合診療部(総合内科)

特色

 救急総合診療部は救急外来を担当する救急部門と、一般内科外来と病棟管理を担当する総合内科部門の二つで構成されています。

救急外来

理念・方針

 大阪府豊能医療圏における二次救急指定病院として、臓器・疾病にかかわらず、急性疾患全般に対して安全で適切な医療を提供します。
 チーム医療の実践に努め、周辺医療機関との診療連携を進めます。
 地域の救急医療に対するニーズに可能な限り応えます。

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診療内容・特徴

 当院は、2次救急指定病院です。診療科目は内科、外科、産婦人科(産科はかかりつけのみ)、小児科(平日昼間のみ)です。救急外来では臓器・疾病にかかわらず、急性疾患に対して初期診療・初期治療を行なっています(ER型救急)。初期診療を行なった後は、適切に各専門科へ引き継ぐ、もしくは総合内科で引き続きの対応を行います。また、全身状態が非常に悪い場合や高次医療が必要な場合は適宜3次医療機関などへの転送を行います。
 救急外来には比較的軽症から重症まで幅広い患者さんがいらっしゃいます。患者さん自身がご自分の病状が重症なのかそうでないのかを判断することは難しいことが多く、救急外来では適切にトリアージ(重症度・緊急度の判定)を行ったうえで診療を行っています。そのため、診察の順番が前後することがありますがご了承ください。

お願い
 救急外来ではまずは救急医が対応に当たります。専門科への紹介は状態に応じて適切に行いますが、曜日、時間により専門科の対応が出来ない場合がありますのでご了承ください。時間外の診察は、検査に制限があり、応急処置が中心になります。翌日、専門科もしくはかかりつけ医を受診するようにしてください。
 緊急手術や重症患者さんの診察のため、救急診療をストップする場合や長時間お待ちいただく場合があります。
 救急診療を迅速かつ適切に提供するために、軽症と思われる患者さんは、平日午前中の各科の診察を利用するか、地域の診療所(開業医)または休日診療所(日曜・祝日)をご利用ください。
 小児科の時間外は豊能広域子供急病センターをご利用下さい。

休日診療所との連携

休日診療所(市立池田病院とは独立した組織):TEL 072-752-1551
     日曜・休日の9時~16時まで内科・小児科・歯科の診察
     場所 市立池田病院東側

豊能広域こども急病センター:TEL 072-729-1981
     入院、特別な治療が必要となった場合は、輪番病院へ紹介されます。
     輪番病院:吹田、豊中、箕面、川西、池田の各市民病院、大阪府済生会吹田病院が順番で担当しています。

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診療実績

平成29年度
救急外来患者数 11,570人
救急搬送件数 3,047件

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連携医療機関の紹介

外部リンク

総合内科

理念・方針

 臓器・疾病によらず、心理・社会も含めた全人的な医療を提供します。
 患者中心の医療の概念を教育し、それを実践します。
 何でも相談に乗ってくれる、を目標にしています。
 院内・院外での教育的活動に注力します。

診療内容・特徴

 総合内科外来では、主に紹介状を持たずに当院を受診された内科系初診の患者さんの診察を行います。どの科を受診したらよいかわからない、お困りの点がいくつもあってどこを優先して診察してもらったらよいかわからない、という場合もまずは総合内科外来で診察を行い、適切な診断や診療の優先順位をつけ、必要であれば各専門科に紹介いたします。総合内科外来で診断や治療を完結できる場合はそのようにさせていただきます。
 病棟では主に内科系の救急疾患を中心に診療を行っています。感染症全般や不明熱、原因不明疾患といった特定の臓器のみへのアプローチで完結しない症例、複数疾患を合併していて特定の科のみでの対応が難しい症例などが含まれ、各専門科と協働して診療に当たっています。

総合診療の専門性
 上述のような患者さんを適切に診察するために、診断学や感染症診療をその専門性の一つとして扱っています。また、臓器・疾病へのアプローチでは解決が難しい問題に対応するため、行動医学、心理社会、介護・福祉、エンドオブライフケアといった幅広い領域の知識をもって多職種と連携して診療に当たっています。

医療機関の先生方へ
 総合内科外来は主に紹介状のない内科系初診の患者さんの対応を行っていますが、特定の診療科への紹介が難しい症例は適宜ご相談の上で紹介を受け入れておりますので、あらかじめご連絡をいただければ幸いです。

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総合診療専門研修(家庭医療後期研修)について

 市立池田病院は、大阪府豊能医療圏における二次救急指定病院および地域医療支援病院としての役割をこれまで以上に推進していくために、平成20年に「市立池田病院家庭医療後期研修プログラム」を立ち上げ、疾病や臓器を問わず幅広く対応し全人的な医療を提供できる医師の養成に取り組んできました。
 平成30年度から新たに始まる新専門医制度における、「総合診療専門医」の研修プログラムを現在申請中であり認定予定です。
 プログラムの基幹施設である市立池田病院は、各専門科とともに家庭医療専門医が救急・総合診療科として協働して診療にあたっており、各種専門疾患や幅広い問題に対して総合診療の核となる指導を受けながら研鑽を積むことができます。日本内科学会教育施設であり、新専門医制度における内科専門研修プログラム(一次審査済み)の基幹施設でもあることから、内科と総合診療専門研修Ⅱを通じて幅広い領域に対して高水準の診療能力を身に着けることができます。また、緩和ケア回診など各種のチーム医療への参画や、医師会と連携した地域包括ケアシステムの構築など地域医療への参画といった幅広い活躍の場を用意しています。
 総合診療専門研修(家庭医療後期研修)において、非常に重要な役割をもった経験省察研修録(ポートフォリオ)に対する指導体制もしっかり整っています。
 総合診療専門研修Ⅰの舞台となるのは、総合診療専門研修プログラムでは市立福知山市民病院 大江分院が、家庭医療後期研修プログラムでは弓削メディカルクリニックがそれぞれ連携施設として登録されています。いずれも研修の場としては非常に充実した環境であることを断言します。
 平成29年9月現在、プログラム責任者である村上慎一郎を含めた指導医3名、スタッフ2名に加え、後期研修3年目2名、2年目2名の家庭医療後期研修医が在籍しており、充実した指導体制と、仲間のいる研修環境を用意しています。
 臨床研修修了直後の方ばかりでなく、いずれかの診療科での後期研修をすでに経験された方の応募も歓迎いたします。「市立池田病院総合診療研修プログラム」 / 「市立池田病院家庭医療後期研修プログラムver2.0」への応募をお待ちしております。
 なお、家庭医療後期研修は原則として、平成30年3月より前に医師臨床研修を修了した方のみが対象です。

詳細について知りたい方はこちらをご覧ください。

救急総合診療部(総合内科)スタッフ

 

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スタッフ

名前
(ふりがな)
役職 専門・担当 資格・認定・所属学会等  
伊藤 基敏
(いとう もととし)
部長 伊藤 基敏
上岡 孝人
(うえおか たかと)
医長 日本内科学会認定内科医
日本プライマリ・ケア連合学会 認定医・指導医
村上 慎一郎
(むらかみ しんいちろう)
医長 日本プライマリ・ケア学会 家庭医療専門医・指導医
家庭医療後期研修
総合診療専門研修プログラム責任者
認知症サポート医
静脈経腸栄養研修会受講済
緩和ケア研修修了済
中尾 真一郎
(なかお しんいちろう)
主任医員 日本内科学会認定内科医
緩和ケア研修修了済
玉井 大介
(たまい だいすけ)
主任医員 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医
日本プライマリ・ケア連合学会 プライマリ・ケア認定医
認知症サポート医
静脈経腸栄養研修会受講済
緩和ケア研修修了済
吉川 麻以
(よしかわ まい)
主任医員 日本内科学会認定内科医
日本プライマリ・ケア連合学会
影山 美沙紀
(かげやま みさき)
医員 緩和ケア研修修了済
日本医師会産業医
三砂 雅裕
(みさご まさひろ)
専攻医 日本内科学会認定内科医
日本プライマリ・ケア連合学会
日本糖尿病学会
青木 大
(あおき だい)
専攻医

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主な研究業績(論文化されたもの)

○二次性全身性毛細血管漏出症候群を合併した蛋白漏出性胃腸症を伴うシェーグレン症候群:症例報告

Watanabe K, Murakami S, Misago M, Yoshikawa M, Tamai D, Nakao S, Ueoka T, Ito M, Shinomura Y, Kajiwara N. Sjögren’s syndrome concurrent with protein-losing gastroenteropathy with secondary systemic capillary leak syndrome: A case report. Clin Case Rep 2018;00:1-5.

https://doi.org/10.1002/ccr3.1675

シェーグレン症候群にまれな合併症である二次性全身性毛細血管漏出症候群を合併した上に、二次性全身性毛細血管漏出症候群を合併して危険な状態となりましたが救命することができた高齢男性について、症例報告論文として発表させていただきました。(2018/8/6)

 

○Helicobacter cinaediによる頚動脈炎:症例報告

Nakao S, Hagiya H, Kimura K, Mitsui T, Oyama A, Hongyo K, Takahashi Y, Nakagami F, Tomono K, Rakugi H. Helicobacter cinaedi-associated carotid arteritis. Acta Med Okayama 2018; 71: 189-192.

Helicobacter cinaediは小腸や大腸に定着するグラム陰性の螺旋菌で、bacterial translocationにより蜂窩織炎,敗血症,関節炎,髄膜炎などを引き起こしますが、頸動脈炎を認めた報告は過去にありませんでした。本症例では免疫不全のない患者が菌血症を発症し、頸動脈プラークを基礎疾患として頸動脈炎、一過性脳虚血発作の合併も認めておりました。希少な症例と考えられたため論文にて症例報告しました。(2018/8/6)

 

○日本の中規模急性期病院を紹介状なしで受診した初診患者:観察研究

Kajiwara N, Hayashi K, Misago M, Murakami S, Ueoka T.First-visit patients without a referral to the Department of Internal Medicine at a medium-sized acute care hospital in Japan: an observational study. Int J Gen Med 2017; 10: 335-345.

論文の日本語訳はこちら

紹介状を持たずに内科診療を希望して市立池田病院を受診された患者さんは、主に救急総合診療部の医師が担当する「総合内科外来」で診療しています。(通常の医療費に加えて「選定療養費」2160円が余分にかかります。)2012年4月から2016年3月までの4年間で金曜日の総合内科外来第2診察室では765人の初診患者さんを診ました。それらの患者さんの受診理由などをまとめて論文にしました。開業医さんで診療を受けたのにご自身の判断で紹介状を持たずに市立池田病院を受診される患者さんが一定数おられます。そのような患者さんは210人(27.5%)でした。そのうち咳を訴えて受診された患者さんの64.7%(22/34),発熱の72.0%(18/25)に前医で抗菌薬(抗生物質)が処方されていました。咳や発熱がある場合に細菌感染症が原因で抗菌薬が必要な場合は割と少ないと思います。患者さんからの「抗生物質を出して下さい。」という希望で処方されていることも多そうです。必要のない抗菌薬処方は副作用など色々な問題につながります。薬剤耐性(AMR)対策として皆で考えてゆくべき問題だと思っています。(2018/7/16)